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『ハヨピラ』 2008年 各245×350 ㎝ 和紙、墨、胡粉 |
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「現代の水墨画2009」作家アンケート 1.自作についての解説 「ハヨピラ」とは「武装する崖」という意味のアイヌの言葉である。言葉も行動も表現も、外界からの刺激、あるいは抑圧によって発生する。武装するということは未知の外部を意識し接触をイメージすることであり、そこには破壊をともなう大きな再構成が待っているだろう。 今年の夏に迷い込んだアイヌの遺跡も、立て続けにやってくる水墨画関連の出品依頼も私にとっては大きな刺激であり、抑圧であり、わたし自身の破壊と再構成を強くせまってくるものなのである。 2.技法や素材についてのコメント 日本を一年間離れることがあり、そのときに大げさな話だが、黒い土と白い土と支持体さえあれば世界中どこででも絵が描けるはずだ、という決心が私には必要だった。そこで身近なところで選びとった描画材が墨と胡粉と紙だった。 また異なった文化や言語をこえて、自然の摂理のもとでうごめく水を使うことも私にとってはとても大事なことである。 3.水墨表現を用いて作品を制作する際に、一番大切にしていることは何ですか? 私には水墨表現を用いて打ち出したいイメージがある。それは言葉にはまったくならないがとても明確なビジョンである。 墨でミッキーマウスを描くようなこと、にじみやぼけの気配で何かを暗示させるだけで終わるようなこと、減筆による名人芸のようなものにだけはしたくない、と今は思っている。 |
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展示風景@練馬区立美術館 |
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